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2019年7月24日水曜日

【第15話の続き】「なかったことにする」第2弾:「倫理違反も研究不正もなかった」とした東大・医大の調査委員会報告の問題点に寄せられた感想(2019.7.23)

 オリンピックを来年に控えて日本政府の至上命令、それは
先月、この命令に忠実な福島県は、「被ばくと小児甲状腺がんの関連性を否定」を表明し、放射能による健康被害を「なかったことにする」キャンペーンの全面協力に出た(それに対する批判文->こちら)。
続いて今月、東大、医大も、参議院選挙直前の先週19日金曜日、放射能の影響を従来の見解より大胆に過少評価した宮崎早野論文に「 倫理違反も研究不正もなかった」とした調査結果を発表し、放射能に対する心配を「なかったことにする」キャンペーンの全面協力に出た。
しかし、この2つの調査委員会の調査には、本命の研究不正以外にも、以下に指摘する「調査不正の問題点」が山積している。この調査不正を「なかったこと」にするのは理不尽、認めるわけにはいかない。

【第15話】「なかったことにする」第2弾:「倫理違反も研究不正もなかった」とした東大・医大の調査委員会報告の問題点 (1)~(8)

この調査委員会の報告の「調査不正の問題点」に寄せられた感想を、以下に順次、紹介します。

【感想】(敬称略)

鈴木英敏(茨城県取手市)
福島県立医大の調査結果は、一見“常識的”だ。でも、(概要)への批判と早野氏の文科省貼り出しの経緯などを「内容が細かすぎて読めない!」と叫んだりしないで見て行くと、それらのゴマカシの深刻さが見えてくる。そして更にその上を行く東大の「木で鼻をこくる」態度の悪質さの裏には、全てを「なかったことにする」ための不正と違反の存在があることが見えてくる。
江戸時代の咎人の額には「凶」や「犬」の入れ墨が入れられたように、彼らの額には「不実」の文字が彫られている。声を上げて闘う者だけが、その不実を体験し、彼らの嘘を暴けるようだ。
 
松崎道幸(北海道旭川市)
宮崎早野論文は、「実際の被ばく量」をガラスバッジ線量で「正確」に計測した、という論文だと思いますが、科学研究のノーマルな手続きを無視した研究内容以前の大問題があるわけで、皆様がたの市民の運動が、その問題をしっかり表に出したという点で、とても重要な貢献と思います。
しかも、ガラスバッジ線量が、被ばく量を正確に反映するどころか、何割引きの線量しか計測できない恐れがあること、そして、調査期間中、ガラスバッジを常に身に着けていたかというコンプライアンスの問題も指摘されています。
T大名誉教授の肩書が万人を納得させる時代は過去のものです。皆様がたの運動が、その肩書のウソの皮をはぎ取っています。
共に頑張りましょう。


匿名(福島県伊達市)
論文は取り下げの状況なのに、全く誠意の見られない回答。
日本を代表する大学の調査報告とは思いたくないもの。問題である。
このようなことでは、またこのようなことが起きる事を助長する結論。東大は閉鎖すべき大学ではないのか。
国民のひとりとして、実に残念である。

 
田中一郎(東京都)
福島県立医大と頭狂(東京)大学、
この親分子分のような腐った両大学は、今こそ解体されるべき代物です。

福島県立医大は、事故直後も、原発事故で被ばくさせられている県民をよそに、
自分たちだけで、秘密裏に、安定ヨウ素剤を服用していました。
その後も、山下俊一以下で、「福島県民健康管理調査検討委員会」で
裏委員会を開催して、子ども甲状腺ガンをはじめ、多くの被ばく疾患の
歪曲・矮小化のためにする行為を秘密裏に口裏合わせし表委員会に臨むという、
絶対に許されない背信行為を繰り返してきた大学です。
経過観察の子どもたちの臨床病状や甲状腺ガン発生状況さえも隠蔽し続けているのも
みなさまご承知の通りです。(経過観察と称される子どもたちは約3000人)
昨今では再び学内に秘密委員会を設けている様子です。メンバーさえも対外秘です。

「福島県民健康調査」を福島県立医大から取り上げるとともに、
この大学は閉鎖・解体されてしかるべきです。

頭狂(東京)大学に至っては、多言を必要としないでしょう。
この大学を解体ののち、新たに健全で本来の学問の府としての大学に
「転換」できるかどうかに、
日本の学問・研究と大学の再生がかかっています。

(速報)福島県立医大=この腐った大学を解体せよ:福島県立医大論文に「不正なし」 被ばく線量を同意ないまま使用(共同通信)- いちろうちゃんのブログ

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