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2020年7月4日土曜日

【第40話】子ども脱被ばく裁判、311以後、理不尽、不条理の極みにある福島の現実に対する異議申立ての集大成、憤怒の書面を提出(2014.7.1)

【第41話】311以後、理不尽、不条理の極みにある福島の現実に対する異議申立てにトドメを刺す最後の書面を提出を提出(2014.7.20)

子ども脱被ばく裁判の最終準備書面287頁が今朝、完成。
これから印刷、福島の裁判所と被告国ほか代理人に配達作業に向け、出発。
以下、その冒頭の目次(なお、全文〔誤記訂正後の完全版〕は->こちら)。




弁護団は今回、2014年8月の提訴以来の集大成の積りでこの書面の作成に取り組んだ。その血と汗の結晶のような書面を見て、思わず、山本太郎の2011年10月15日の郡山デモでのスピーチを思い出した。
どうして(ふくしま集団疎開)裁判をしなくちゃいけないんだ?おかしいじゃないですか!国が率先して子どもたちを逃がす、そうしなけりゃダメなんですよ
https://www.youtube.com/watch?v=ufhARInF2m4

そうだ、
どうして、こんな膨大な書面を作成しなくちゃいけないんだ?おかしいじゃないですか!国が率先して子どもたちを逃がす、そうしなけりゃダメなんですよ

そうだ、この書面は、311以後、理不尽、不条理の極みにある福島の現実に対する異議申立ての集大成、憤怒の書面だ。
311以後に出現した、正義と不正義が入れ替わった世界、被害者と加害者が入れ替わった世界、一言で言ってあべこべの世界、このあべこべを正せる政治家は山本太郎しかいない。これと同じ意味で、この憤怒の書面が「一粒の麦として地に落ち、死んで」、311以後のあべこべの世界を正す大きな声として実を結ぶことをひそかに願っている。
                                             (福島に向け、出発する朝)

【第39話】太郎再発見:311後のあべこべの社会を正せる政治家は山本太郎しかいない(2020.7.3)。

2020年7月3日金曜日

【第39話】太郎再発見:311後のあべこべの社会を正せる政治家は山本太郎しかいない(2020.7.3)。

311原発事故後の社会。そのエッセンスはあべこべにある。
原発事故を起こした加害者たちは、救済者のつらをして、命の「復興」は言わず、「経済復興」と叫んで堂々と開き直り、
命に危険にさらされた被害者は「助けて」という声すら上げられず、上げようものなら経済「復興」の妨害者として迫害される。
あたかも密猟者が狩場の番人を、盗人が警察官を、演じている。安全を振りまくニセ科学が科学とされ、危険を警鐘する科学がニセ科学扱いされる。狂気が正気とされ、正気が狂気扱いされる。これをあべこべの不条理な社会と呼ばずして、何と呼んだらいいのか。

では、311後の理不尽なあべこべは正すことができるだろうか。
できる。では、どうやって?
それもまた311後のもう1つのあべこべによってである。
311原発事故のあと、それまでにはなかった出来事が起きた。
それまで、市民運動に縁がなかった人たちの中から、それこそ取り憑かれたかのように放射能の危険性について猛勉強し、猛烈に行動する人たち(新人類)が出現したからである。
例えば郡山市の長谷川克己さん、松本徳子さん。
二人は、事故直後、どこにそんなエネルギーがあるのかと思うほど測定を行い、信頼できる学者・医師の講演会を求めて参加するなどメチャクチャ行動した。
まさしく、「放射能から自分の子どもと家族、そして人々の命、健康、暮らしを守りたい」とそのために自分で出来ることは全てみずから努力し、検討し、選択して行動しようと一心不乱で取り組んで来た。
だからこそ、人々の命、健康、暮らしを守ることが存在理由である日本政府、福島県に対し、その怠慢ぶり、無為無策という犯罪に対しても、当然のことながら、誰よりも情け容赦ない批判が及んだ。

そのような新人類の一人が山本太郎。
彼もまた、311までは市民運動とは全く縁がなかった、ただの役者。
それが311で雷に打たれたように変貌し、放射能から人々の命、健康、暮らしを守りたい」とそのために自分で出来ることは全てみずから努力し、検討し、選択して行動しようと一心不乱で取り組む市民の一人となった。
だから、彼もまた、人々の命、健康、暮らしを守ることが存在理由である日本政府がそれを果さないことに対し、常識を突き抜けた、情け容赦ない批判を加えた。例えば、2011年10月15日、郡山市でやったふくしま集団疎開裁判のデモ。デモ前のスピーチで山本太郎はこう発言した。
どうして(ふくしま集団疎開)裁判をしなくちゃいけないんだ?おかしいじゃないですか!国が率先して子どもたちを逃がす、そうしなけりゃダメなんですよ
疎開裁判を全否定された――当時、疎開裁判の弁護団長だった――私は、これを聞き、思わず「そうだ、なんで、こんな裁判をしなくちゃいけないのか。おかしい!」と合点した。

311後の正義と不正義が入れ替わったあべこべの世界を正すことができる人というのはこういう人、あべこべを自ら身をもって生きている人である。なぜなら、山本太郎はあべこべを正すことが自分の天命であることを311を経験する中で身をもって知ってしまったからである。

311後のあべこべの社会を正せる政治家は山本太郎しかいない。

(動画)2011年10月15日郡山デモ:山本太郎スピーチ(動画)

【第144話】一昨日、避難者追出し裁判の総決算の書面(上告理由書等)を作成直後のつぶやき(24.4.21)

 以下は、避難者追出し裁判の 上告理由書 等を作成した直後のつぶやき。  ******************  今回の書面の根底にある考えを一言で言うと‥‥ 物理学者のアーネスト・スターングラスは 「 放射能は見えない、臭わない、味もしない、理想的な毒です 」 と言った。これは...