◎第三次実験ノート裁判の第1回弁論期日は10月30日(水)13時30分と決定。詳細は->こちら
311の原発事故を経験した私たちは二度と原子力科学技術に対する安全神話(信頼)の上で眠ることはできないことを頭から叩き込まれた。
ただし、さりとて、その覚醒から、ではどうやったら、二度と科学技術の事故を起こさないようにできるのか、その解決方法はいまだ暗中模索の途上にある。
その暗中模索のひとつが、先端科学技術に対する市民の監視・チェック(シビリアンコントロール)を具体化すること。
気が遠くなるような話だが、それは、人類が生き延びることを願う者にとって避けて通れない課題だ。
その先端科学技術に対するシビリアンコントロールが、5年前、理研女の「スタップ細胞」騒動でもお馴染みの実験ノート、つまり先端科学技術の実験の生データを記録した実験ノートの情報公開だ。これにより、先端科学技術ムラの人たちがどんな(危険な)実験を実施しているか、その生の姿が私たちの前に示される。
だからこそ、先端科学技術ムラの人々は、実験ノートの情報隠しに死に物狂いとなる。
私たちは、2007年から、人類の生存に関わる危険な実験を実施している遺伝子組み換えイネの実験に関する実験ノートの情報公開を求めて開示請求、審査会への異議申立、全部不開示処分取消の裁判をやってきたが、先端科学技術ムラの死に物狂いの妨害の前に敗北を重ねてきた。
しかし、そんなことで諦めるわけにはいかない。人類が生き延びるために避けて通れない課題なのだから。
実験ノート情報公開裁判の公式ブログ
今週21日に、東京地裁に第三次の全部不開示処分の取消を求める裁判を提訴した。
今度こそ先端科学技術ムラの死に物狂いの情報隠しを暴いて、実験ノートの公開を勝ち取り、大惨事を未然に防ぐための取組みをする積りだ。これが第三次実験ノート訴訟の以下の報告。
【速報】第三次実験ノート情報公開事件の提訴(2019.8.21)
https://disclosure-labnote.blogspot.com/2019/08/blog-post.html
なお、今回の第三次提訴の裁判費用で、カンパが底をついてしまった。
百円でも千円でも、以下の口座までカンパがあると第三次裁判にとって助かるので、
ご支援・ご協力をよろしくどうぞ。
銀行 東京三菱UFJ銀行
支店 広尾支店
名義 動的平衡基金 代表 神山美智子
種別 普通預金
口座番号 0198271
Translate
登録:
コメントの投稿 (Atom)
【第172話】12.19官邸前アクション(続き):なぜ司法は「理由を示してなんぼの世界」なのか(24.12.26)
ピタゴラス( ローマ ・ カピトリーノ美術館 ) 先月の子ども脱被ばく裁判の11.29最高裁決定(全文> こちら )に対して、私は12月19日の官邸前アクションで抗議文を読み上げた。その動画(> こちら )を観たこの裁判の原告の方から、次のようなコメントが寄...

-
◎ 自治体レベルの子どもたちの甲状腺検査プロジェクトに賛同する市民とその声は -> こちら で紹介。自分も賛同したいという方は こちら の投稿の「コメント」欄か、tonke*song-deborah.com(*を@に変更)まで賛同メッセージをお寄せ下さい。 ...
-
かつて「神の権威」が政治統治に利用され、神のお告げに基づいて政治決定がなされた(神政政治)。 今日、それと同じ統治原理が科学の名のもとに行われている。「科学の権威」が政治統治に利用され、神の代わりに科学のお告げに基づいて政治決定がなされている。 しかし、かつて神政政治が政治の堕落...
-
◆ 注文の多いブックレットの自己書評と読者へのメッセージと紹介動画 ※ 自己書評 私にとって、今を生きるとは311後の日本社会を生きる、ということです。 そして、 私たちの市民運動は 法治国家が放置国家に転落した日本社会の ゴミ屋敷 を 人権屋敷に再建するために、一歩前に...
0 件のコメント:
コメントを投稿