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2020年5月23日土曜日

【第38話】福島県伊達市のお母さんたちが立ち上げた市民団体の会報創刊号発行

このたび、伊達市の市民の島明美さんらが中心となって作った市民団体「個人被ばく線量計データ利用の検証と市民生活環境を考える協議会」(2019年5月設立)の会報の創刊号が発行されました(会報創刊号のPDF→ )。

島明美さんは、福島県伊達市で2012年から大々的に始まった、市民にガラスバッチを配布し、個人線量を測定するプロジェクトに当初から不安、疑問を抱き、この測定によって得られた市民の個人データ(それは市民の命、健康に関わる重要な市民の共有財産)がひそかに濫用されているのではないかと疑い、この測定データを解析したとする宮崎早野論文について、2年前の12月、東大と福島県立医大に、宮崎早野論文の研究不正の真相解明を求める申立を行ないました(→その報道記事)。その後もずっと、この測定データの取り扱いについて、不正がなかったか真相解明を続けている人です。

これは、
昨今の、疑惑でも不正でもなんでも「なかったことにする」「忘れたことにする」「ガマンする」風潮に正面から逆らって、
「なかったことにはさせない!」
「忘れたことにはさせない!」
「ガマンなんかしない!」
という信念の風を福島県伊達市の町から起こした勇気ある行動です。


【第173話】山が一歩動いた。最高裁にツバを吐かず、花を盛った避難者追出し裁判の理由書に対し、1年8ヶ月後に最高裁から「受理する」と応答(25.12.12)

 山が一歩動いた。だが、それは一歩だ。しかし、一歩でいいのだ。これまでと格段に貴重な一歩だから。それは司法と市民運動の核心(人権)を掴んだ、その意味で未来の羅針盤になる重要な一歩だからだ。 以下、この経験を一生手放さないための振り返り(その1)と報告。  ************...